ホーム > 構想の実現に向けて

構想の実現に向けて


「内陸のフロンティア」を拓く取組 全体構想の実現へ

静岡県知事 川勝平太

平成23年3月11日に発生した東日本大震災の甚大な津波被害や、平成24年8月に国が発表した南海トラフ巨大地震の被害想定を受け、三大都市圏を結ぶ大動脈上に位置する本県の防災・減災対策は、喫緊の課題となっています。

この課題に対しては、最優先で取り組むことを明確にします。次いで、中長期の方向性を示すため、防災・減災と経済成長を両立させる「内陸のフロンティア」を拓く取組の全体構想(グランドデザイン)を策定いたしました。

本構想は、4つの基本目標「防災・減災機能の充実・強化」「地域資源を活用した新しい産業の創出・集積」「新しいライフスタイルの実現の場の創出」「暮らしを支える基盤の整備」と、3つの基本戦略「沿岸・都市部のリノベーション(再生)」「内陸・高台部のイノベーション(革新)」「多層的な地域連携軸の形成」を掲げています。これは、東日本大震災の発生や新東名高速道路の開通など、本県を取り巻く昨今の状況変化に応じ、「富国有徳の理想郷“ふじのくに”づくり」を的確かつ重点的に推進するものです。

構想に基づく取組のうち、規制緩和が必要となるものを短期間で推進するため、総合特区制度(本年2月15日に内閣府から指定)を活用します。指定に当たり、「南海トラフ巨大地震対策は日本の経済活動の維持のために不可欠であり、防災と地域経済振興を結び付けた本提案の意義は大きい」と評価され、震災復興地域に対する機能モデルを提供することも期待されています。

この期待に応えるべく、総合特区による先導的な地域モデルを、官民一体となって早期に具体化し、県内全域に本構想を広め、「内陸のフロンティア」を拓く構想を実行します。

末筆ながら、本構想の策定に当たり、貴重な御意見、御提言をお寄せいただいた多くの皆様に厚くお礼を申し上げますとともに、この全体構想の実現に向け、一層の御理解と積極的な御参画をお願い申し上げます。

平成25年4月

静岡県知事 川勝平太